愛媛県無形民俗文化財の「継ぎ獅子」で知られる今治市の春祭りが3日、市内各地の神社で始まり、高々と立ち上がった獅子が、境内を埋め尽くした観客を魅了した。 同市神宮の野間神社では、5団体が競演。軽快な太鼓のリズムに合わせて、人の肩の上に人が2人、3人と積み上がる「三継ぎ」「四継ぎ」を披露した。 継ぎ獅子の最上段で、獅子頭をかぶった獅子児(ししこ)と呼ばれる子どもが、鈴や扇子を振りながらポーズを決めると、観客から大きな拍手が送られた。 春祭りは25日まで、市内各地で開かれる。
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