中学生が社会の第一線で働く人の仕事を学ぶ「職業科」の授業が2日、愛媛県松山市文京町の東中学校で始まった。2年生69人が新聞記者や大学教員、木工作家らの話を聞き、働くことへの興味を深めた。 さまざまな職業を通して社会を知り、将来の職業選択の参考にしてもらおうと毎年実施している。愛媛大教員から実験などを通じて科学者について学ぶ「理数」、木工作家と一緒に小物棚を作る「木工」など5コースを設定。1学期間学習し、仕事の現場にも出掛ける。 新聞記者から取材や新聞製作の方法を学ぶ「情報コース」は13人が受講。愛媛新聞社編集局社会部の山本良副部長(40)が、記者の心構えや新聞記事の重要性などを語った。生徒は今後、地域で働く人たちを取材し、オリジナル新聞作りを目指す。
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