いよぎん地域経済研究センターは１日までに、愛媛の外航海運業の現状と今後の方向性をまとめた。愛媛船主の外航船保有隻数は日本全体の３割強を占め、海運業界で存在感を増す現状を報告。一方で、家業から企業への脱皮が愛媛船主や海事産業全体の持続的発展には重要と提言している。 県内の外航船船主は今治市を中心に６９事業者。英国の海事関連情報機関のデータでは、２０１４年の愛媛船主の外航船保有隻数は１０３５隻で日本全体の３１．２％。０４年から隻数で約２倍、国内シェアで９．６ポイント上昇した。 課題や今後の方向性に関する船主へのヒアリング（３６事業者）では、船舶管理の重要性が高まる中、管理業務の全てを担う監督の人材不足を指摘する意見などがあった。
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