コンピューター利用設計システム(CAD)の専門技能を生かした障害者の就労支援に取り組むNPO法人「サスケ工房」(愛媛県新居浜市)が1日、新居浜市内に続く2カ所目の事業所を西条市大町に開いた。CADを習得し大型マンションや商業施設の設計サポート業務に携われる専門性が支持され、県内外から相次いだ「働きたい」の声に応えた形だ。 サスケ工房は鉄骨建築の図面作製で国内トップクラスのシェアを誇る新居浜市の白石設計が設立した雇用契約を結んで働く就労継続支援A型事業所。2012年10月にスタートした新居浜事業所は30人以上が働き、一般企業に就職した人も出ている。白石設計の白石光広社長(54)は「人員は既にいっぱいだが入りたいという声が県内外からどんどん出ている」と、再開発中の西条紺屋町商店街へ事業所開設に踏み切った。
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