愛媛県八幡浜市は1日までに、津波で浸水が想定される地域や避難場所を航空写真に表示した「津波ハザードマップ」を初めて製作した。市内の約1万7000世帯に全戸配布している。 2013年12月に県が公表した南海トラフ巨大地震による被害想定を反映した。市内を7地区に分けて5~10メートルの浸水が想定される地域は赤色、4~5メートルは桃色など、色別に分かりやすく表示。各地区にある一時避難場所の海抜や「宇和海では72分で最高水位になる」との警告も載せた。製作費は294万円。 マップはポスター型(A2サイズ)に仕上げており、市の担当者は「トイレなど目につきやすい場所に貼ってもらい、津波で命を落とさないよう、有事の素早い避難行動につなげてほしい」と呼び掛けている。
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