宇和島市と愛南町の芸術家の作品展「うわじま六人展」が、同市津島町岩松の旧西村酒造で開かれている。油絵や彫刻など作品46点と情緒ある会場の雰囲気が融合し、訪れた人たちを楽しませている。6日まで。 六人展は、宇和島市和霊町の宮川淳一郎さん(73)らが2010年から2年に1度開催し、3回目。作品発表とともに酒蔵の魅力を多くの人に伝えようと、1894年創業で現在は建物だけが残る旧西村酒造の敷地を、岩松町並み保存会の協力を得て会場にしている。 白熱電球の明かりが照らすほの暗い酒蔵には、それぞれのテーマを持って制作された意欲作がずらり。来場者は制作者から説明を受けるなどしながら、ゆったりとした空間での鑑賞を楽しんでいた。
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