スーパーのフジ(愛媛県松山市、尾崎英雄社長)とエービーシー(同、岩田章子社長)は28日、提携に関する検討プロジェクトを26日付で発足させたと発表した。提携の具体的な内容や時期は未定だが、フジによると資本提携も視野に入れているという。小売業界は個人消費の低迷や少子高齢化に直面しており、提携による事業強化を目指す。 フジが26日付でエービーシーに役員1人を派遣。両社の社員15人で構成する検討委員会を設置後、業務内容や財務状況などを共有した上で、提携内容を協議する。 エービーシーは1963年設立で、資本金2千万円。関係者や同社ホームページなどによると、2013年2月期の売上高は約20億円。高級食品の品ぞろえを充実するなど差別化を図っており、市内の酒店やグループ店を含め6店舗を運営する。
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