今治市教育委員会が朝倉下下経田遺跡(愛媛県今治市朝倉下)で行った2次調査の成果を紹介する速報展が、市立中央図書館(常盤町5丁目)1階ロビーで開かれている。出土した皿やわんなど約30点を解説文とともに展示している。6月29日まで。 2次調査は2012年11月、市内を流れる頓田川左岸の南西約300平方メートルの区域で実施。6本の溝状遺構や地面に穴を掘った跡の土坑、自然流路などが確認されている。 遺構から縄文時代の深鉢や弥生時代のかめなどが見つかっているほか、畿内地方で作られていた瓦器も出土。瓦器は、平安後期から鎌倉時代にかけ、瀬戸内地方で広く流通していたとされる。
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