愛媛県レッドデータブックで絶滅危惧1B類に指定されている多年草シコクカッコソウを守ろうと、松山市久谷町の坂本小学校6年の児童ら20人が23日、近くの山に苗を植えた。 県などによると、シコクカッコソウはサクラソウ科で四国の固有種。植林で日当たりが悪くなったことや乱獲で減少し、県条例で採取が禁止されている。 保存活動は坂本公民館が同校と協力し2001年から実施。児童は同市の農業古川秀一さん(65)に伴われ、約1時間かけて標高約700メートルの移植場所へ。スコップを使って約40株を丁寧に植えた。
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