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県内の絵画土器、一堂に 松山で企画展

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 竜やシカなどの絵画土器を集めた企画展「えひめ弥生時代の絵画」が、愛媛県松山市上野町の県生涯学習センターで開かれている。今治市新谷(にや)の新谷森ノ前遺跡から見つかった、竜を描いたものとしては国内最古級の土器など約60点が並ぶ。無料。7月28日まで。 同センターと県埋蔵文化財センターの共催。2月に新谷森ノ前遺跡で土器が出土したのをきっかけに、埋文センターが県内の絵画土器を再検証し成果を公開した。 新谷森ノ前遺跡の2体の竜が描かれた絵画土器(弥生時代後期前半=約1900年前)は、水害で土砂が堆積した谷に溝を掘って埋められており、水害を鎮める祭祀(さいし)に使った可能性が高い。当時の集団は、竜には水を支配する力があると考える中国の思想を国内でいち早く取り入れていたことを裏付ける。

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