約2000人が参加するテコンドーの国際大会「第7回春川オープン国際テコンドー選手権大会」(韓国、7月3~10日)に、愛媛県新居浜市庄内6丁目、福祉施設職員上野知果さん(23)が県内初の日本代表として出場する。頭や胴への攻撃でポイントを競うキョルギ(組み手)の女子46キロ級で、「場の空気にのまれないように集中し優勝を目指す」と意気込んでいる。 幼いころからプロレスや格闘技が大好きで、韓流好きの母親の勧めで中学2年の時に市内のテコンドー道場を見学。主宰する安東寛(アン・トングァン)さん(32)=同市新須賀町4丁目=の華麗な蹴り技を目の当たりにし、一目でテコンドーのとりこになった。 安さんの道場に入門するとめきめき頭角を現し、2007年に高校生以下の全国大会で優勝するなど数々の大会で入賞した。高校卒業後、大会で自分が納得できる動きができなかったことや就職を機に引退したが、安さんに「もったいない」と説得され、11年に現役復帰。今年2月の全日本選手権で3位に入り、オリンピック強化指定選手に初めて選出された。
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