愛媛労働局は27日、5月の県内雇用失業情勢を発表した。有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.04ポイント増の0.95倍で4カ月連続で改善し、基調判断を「依然厳しい状況だが、着実に改善の動きが続いている」と3カ月ぶりに上方修正した。 有効求人数は2万4592人(前年同月比14.4%増)。新規求人数は9827人(14.6%増)。全産業で求人が増え、特にプール監視員やオペレーターなどサービス(38.2%増)で大幅に伸びた。一般求人は11.4%増、パート求人も19.2%増だった。 有効求職者は2万9286人(5.2%減)、新規求職者は7272人(6.2%減)といずれも減少。新規求職者のうち正社員希望者の内訳は、在職者が1.6%増で6カ月連続の増加。一方、離職者は事業主都合が22.1%減となった。正社員有効求人倍率は0.07ポイント増の0.48倍。 地域別の有効求人倍率は東予0.89倍(0.08ポイント増)、中予0.80倍(0.17ポイント増)、南予0.86倍(0.19ポイント増)。
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