愛媛県の県信用農業協同組合連合会(県信連、松山市)の次期理事長に関谷幸男専務(65)が就任する見通しであることが27日分かった。理事長はこれまでJA代表経験者が就くのが慣例で、職員出身者は初めて。28日に開かれる通常総会後の経営管理委員会で正式決定する。 役員任期(3年)満了に伴う同日の改選で、篠原一志理事長(64)=JAうま前組合長=は退任。経営トップの森映一・同委員会会長(62)=JA松山市組合長=は再任予定。 県信連は2004年に経営管理委員会制度を導入し、委員会が重要事項の意思決定を行い、理事会は日常の業務執行を担う。職務に精通した職員出身者を理事長に充てることで理事会の機能強化を図り、委員会との違いを明確にする狙いがあるとみられる。
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