四国の1次産品を原材料にした生産者こだわりの加工品を集めた個人商店が29日、愛媛県四国中央市豊岡町長田にオープンする。店主の真鍋久美さん(36)は「店は小さいけれど、四国で大切に作られた商品を四国の真ん中に集めた。来店者に楽しんでもらえたら」と話し、いずれは四国の案内や紹介をする場所にもしたいと意気込む。 2012年1月、知人らに「店を開く」と宣言。四国内の20以上の生産者に取引を持ち掛けた。自宅を建てる際、家事スペースにする予定だった部屋を広げ、店舗を構えた。 柔らかい木の香りが広がる8畳間に木製棚を据え付け、高知県産のハーブやショウガを使った農家手作りのラー油、きびなごペースト、ピクルス、フルーツトマトのケチャップなど30種類以上をそろえた。現在は食品がほとんどだが、将来はタオルや木工雑貨なども扱いたいとする。 29日は午前11時~午後5時に四国中央市や高知県の製パン店や農家、木工・革細工の雑貨店が出店し、開店を祝う。30日以降は不定休で午前10時~午後6時を目安に営業予定。
↧