愛媛県松野町の阪本寿明町長は２８日、モモやユズなどの特産品を生かしたチョコレート商品開発事業について、住民への説明不足や議会の反対を理由に、加工場建設に向けた国庫補助事業計画の取り下げを国に申請したことを明らかにした。 ６月定例町議会の閉会あいさつで触れた。阪本町長は閉会後に「特産品の高付加価値販売のために加工場は必要で、仕切り直す。チョコにこだわらず住民の意見や要望を集約し、加工場建設を含めた６次産業化に取り組みたい」と話した。 町は特産品の加工品を開発し、製造・販売する６次産業化について、住民や生産者らの意見を聞く検討会を近く設立し、役場内に支援チームを設ける予定。
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