リアルすぎる鬼が観光客をお出迎え―。全国で唯一自治体名に「鬼」が付く愛媛県鬼北町が、新たな町のシンボルを目指し、巨大な鬼のモニュメントの制作を進めている。 町のPRの起爆剤として、昨年6月に企画が持ち上がり、JR予土線のホビートレインなどで関わりのあるフィギュア制作会社海洋堂(大阪府門真市)に相談。同社の仲介で、造形家・竹谷隆之氏がデザインを担当した。竹谷氏は、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明監督が「館長」を務めた「特撮博物館」に展示した「巨神兵像」の作者。 牙や角が生えた鬼の肩に鬼北町特産のキジが乗るデザインで、全長5メートルの繊維強化プラスチック製。事業費は1000万円で、年内完成を目指す。道の駅「三角ぼうし」に設置予定。
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