東京商工リサーチ松山支店が9日までにまとめた2013年度の愛媛県内企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は、前年度比34.9%減の56件で1965年の集計開始以降、最少を記録した。減少は3年連続。負債総額も34.7%減の171億9700円で過去10年で2番目に少なかった。 同支店は倒産の減少要因について、2013年3月の中小企業金融円滑化法終了後も金融機関が企業への資金繰り支援を継続しているためと分析している。 大型倒産は食品加工販売のセトウチデリカ(今治市、負債額41億円)、鶏卵など販売の愛媛東予養鶏農協(西条市、16億円)など。 倒産は県内全域で減っており、中予が26件(前年度比14件減)、東予で22件(11件減)、南予で8件(5件減)だった。
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