耐震化のため1年間休館していた松山市民会館(愛媛県松山市堀之内)の工事が完了し2日、利用を再開した。 同館は1965年に完成。大ホール(約2000人)、中ホール(700人)、小ホール(200人)のほか、会議室、リハーサル室などがあり、コンサートなど多くのイベントに使われてきた。 耐震化工事では、外壁に鉄骨の補強材を取り付けた。大・中ホールの天井には天井材落下を防ぐネットを設置し、和式が多かったトイレは一部を残して洋式に取り換えた。総工費は4億8000万円。 工事と並行し、老朽化が進んでいた中ホールの舞台設備もリニューアル。約1億円かけ、音響と照明の機材を新調した。 1年ぶりの再開となった2日は、中ホールで県内在住者中心の室内楽愛好家グループ「なごみあんさんぶる」(江口志保代表)による「道後なごみ音楽祭~0歳からたのしめる~こどものためのコンサート」があり、親子連れ約500人が演奏に聞き入った。
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