愛媛県は2日、県内定点医療機関当たりのインフルエンザ患者報告数(3月24~30日)が全7保健所管内で減少したと発表した。県全体でも7・7人減ったが西条、今治、松山市管内では依然、警報継続基準(10人以上)を上回る状況が続き、県は引き続き注意を呼び掛けている。 春休み期間中でもあり学校での集団発生の報告はなかったが、県は「新学期に集団生活が始まれば新たな流行の恐れもある」としている。 保健所別では今治が前週から19.4人減少したが、警報レベル(30人以上)に近い26.9人。10.1人減の松山市(16.9人)、ほぼ横ばいの西条(13.1人)も警報継続基準を超えた。四国中央と宇和島は11週ぶり、八幡浜は9週ぶりに注意報基準値(10人以上30人未満)を下回った。 迅速検査の結果、B型の増加が続き、7割を占めた。
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