明治期に道後温泉本館の大改築をした伊佐庭如矢(ゆきや・1828~1907年)をモデルとしたミュージカル「道後湯の里」の公演を前に、坊っちゃん劇場(愛媛県東温市見奈良)は2日、松山市祝谷東町の鷺谷墓地で如矢の墓参りをし、舞台の成功を祈った。 如矢は道後湯之町の初代町長で本館改築のほか、温泉までの鉄道や道後公園の整備などに尽力した。 墓参には主人公の如矢を演じる西村仁さん(50)をはじめ、出演者や道後商店街関係者ら約30人が出席。献花して焼香した。 如矢の末裔(まつえい)になる松山市溝辺町の主婦井谷典子さん(69)も参列。「ミュージカルが(如矢の)功績を知ってもらえるきっかけになる」と話した。
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