愛媛県単独による初めての開催が内定している2017年秋の愛媛国体は今年7月、日本体育協会理事会で承認されれば、会期11日間が正式決定する大きな節目を迎える。県は1日付の組織改革で、企画振興部から独立昇格させた部級の「えひめ国体推進局」を始動。4課52人体制に増強し、本番をより意識した準備を加速する。 体制の強化に伴い国体推進局は、手狭になった県庁から一番町通りをはさんだNTTコム松山ビル(松山市一番町4丁目)に拠点を移転した。15年度以降のさらなる拡充も見据え1、2階で計360平方メートルのフロアに「国体みきゃん」のグッズがずらり並ぶ中、職員が新たな気持ちで「3年半後」に向け、スタートを切った。 国体後には、全国障害者スポーツ大会を予定。県は組織改革で準備業務を保健福祉部から移管し「障害者スポーツ大会課」を新設した。従来の国体競技準備課は「国体競技式典課」に改称し、名実ともに臨戦態勢だ。
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