四国電力の千葉昭社長は26日、高松市の本店で会見し、伊方原発3号機(愛媛県西宇和郡伊方町)の再稼働に向けた安全審査の申請について「準備が整い次第、申請したい」と述べ、原発の新規制基準が施行される7月8日に申請する意向を示した。 ただ「申請には順序がある」として、3号機の原子炉内に異物が混入した異常を県へ約2カ月間連絡していなかった問題の原因究明と対策をまとめた報告書を、6月27日に県と伊方町に提出し、申請前に県の理解を得たい考え。県の理解が得られない場合は申請がずれ込む可能性があるが「私自身が直接指導して対応策をまとめた。県の理解が得られると確信している」と自信をみせた。
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