海外への日本文化売り込み策を地域で議論する「地方版クールジャパン推進会議」が22日、愛媛県松山市道後町2丁目のひめぎんホールであり、後藤田正純内閣府副大臣が地元の経営者らと意見交換した。 政府が進める「クールジャパン戦略」の一環で、地域のクールジャパン資源発掘・発信を目的に2013年12月の京都市に続いて開催。県内からは今治タオル、道後温泉、俳句、四国遍路など地域の特産や文化発信に取り組む11人が出席した。 四国タオル工業組合(今治市)の近藤聖司理事長は、06年から実施している今治タオルプロジェクトを紹介。「文化が異なる海外でのさまざまな反応が次の事業展開につながっている」とした。 五十崎和紙を世界に発信している五十崎社中(内子町)の斎藤宏之代表取締役は「海外展示会への出展は有効な手段だが、自己資金では限界がある。小規模事業所でも積極的に参加できるようツールを拡充してほしい」と要望した。 後藤田副大臣は「この会議をきっかけに、愛媛でクールジャパン推進の枠組みができることを期待する」と述べた。
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