牛海綿状脳症(BSE)の全頭検査見直しをめぐり、県薬務衛生課は26日、7月1日から検査対象を48カ月超とし、全頭検査を廃止すると発表した。 厚生労働省は7月1日以降、法的な検査対象月齢を現行の30カ月超から48カ月超に引き上げる。このため食肉処理される牛の8割以上が検査不要になるとし、食肉処理施設がある自治体に全頭検査の廃止を要請している。 廃止理由について同課は、食品安全委員会が5月に「国内で対象月齢を引き上げても人への健康影響を無視できる」と科学的に評価した点や、愛媛県内5カ所で開いた意見交換会で消費者や生産者らにおおむね理解されたと考えていることなどを挙げた。
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