愛媛県西予市で震度5強を観測した地震があった14日以降、一部店舗で売り上げが10倍以上になるなど県内のホームセンターやスーパーで防災グッズの需要が高まっている。2001年の芸予地震以来の強い揺れが防災への関心に影響したとみられ、買い物客からは南海トラフ巨大地震への備えを考え直す契機になったとの声もある。県危機管理課は「普段の買い物で保存のきく即席食品を多めに買っておくのも一つの方法」と提案した。 松山市美沢1丁目のダイキEX美沢では、地震発生当日から防災対策グッズ販売コーナーは客足が絶えず、以前と比べて10~15倍の売れ行き。水や乾パン、レトルトのご飯といった保存食のほか、窓ガラスの飛散防止フィルム、家具転倒防止伸縮棒などが次々と売れている。複数のグッズを詰め合わせた持ち出し用リュックサックも関心が高い。ダイキ全店舗で同様の状況という。
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