愛媛県東温市上村の重信川に設置された洪水対策の霞(かすみ)堤「開発霞」と、「かすみの森公園」の自然環境復元計画を議論する第1回ワークショップが24日、東温市役所であった。委員23人が整備方針を検討し、水量の確保を求める意見や、公園の施設を生かした整備などの声が上がった。 環境保護のNPOや学識者、行政などで組織する「重信川の自然をはぐくむ会」が主催。月に1回開催し、本年度中の計画作成を目指す。 国土交通省松山河川国道事務所が、開発霞の現状として、瀬切れの拡大や泉・湿地の消滅などを挙げた。公園内はバーベキューやイベントで利用されているが、水路や湿地は生物の生息空間や子どもたちの遊び場になっていないとした。
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