瀬戸内の天然ダイを使ったオリジナルメニューの出来栄えを競う「一嘗三嘆(いっしょうさんたん) 魚料理王選手権」が8日、愛媛県松山市三津ふ頭の市水産地方卸売市場であり、中予の高校から参加した5チームが、ユニークなアイデアや見事な包丁さばきを披露した。 市や卸業者などでつくる水産市場運営協議会が、松山の食文化を実感してもらい、新しい料理方法を魚食普及につなげようと企画。「一嘗三嘆」は俳人正岡子規が、料理のおいしさを称賛する際に生み出した造語にちなんでいる。 各チームは3、4人で構成し、タイ以外の材料を1000円以内に抑え1時間以内に完成させるルール。参加者は硬い骨に苦戦しながら約25センチのタイを3枚におろし、あらでスープを取ったりイヨカンなど地元産食材を使ったりして工夫をこらした。
↧