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Channel: 愛媛新聞
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移動販売のキッチンカー整備 福島から避難の渡部さん

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 東日本大震災の後、福島県南相馬市から愛媛県伊予市双海町上灘に避難している渡部寛志さん(35)が、県内避難者らの作るお菓子を移動販売するキッチンカーを整備している。「多くの人に味わってもらい、震災のことを忘れないでほしい」と、各種のイベントに出張し、交流拠点にしたい考えだ。販売するのは昨年、避難者と松山市の高齢者らが考えた洋菓子シリーズ「太陽の菓実(かじつ)」で、県産ミカンや紅まどんななどを使った「伊予柑ロールケーキ」など約20品目。愛媛調理製菓専門学校(松山市)が協力して制作したが、十分活用されていなかった。 車両は、渡部さんがミカンを被災地に送るため使っていた2トン貨物車。約70万円かけて改装し、オーブン、コンロ、流し台などを搭載している。知人の車両整備業者やリフォーム業者がボランティアで協力し、2月下旬から作業を始めた。

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