愛媛県宇和島市伊吹町の和霊小学校の児童と家族220人が9日、学校近くの市営闘牛場で観光闘牛を観戦、古里に伝わる闘牛文化に触れた。 闘牛の魅力を子どもたちに知ってもらおうと市が招いた。2014年度以降、市内の小学校を対象に事業を検討しており、今回はプレイベントとして開いた。 宇和島闘牛協会の職員が約300年の歴史や、「押し」「向こう突き」などの基本技を解説。どちらかが逃げるまで闘う本場所とは異なり、鼻綱を着けたまま5分間角を突き合わす観光闘牛では、横綱「天明号」と関脇「神風力」が対戦した。1トン級の巨体が荒々しくぶつかり合う迫力に、参加者は身を乗り出し見入っていた。
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