アラスカに通いながらオーロラや野生動物の撮影を続けている愛媛県松山市東野3丁目の写真家松本紀生さん(42)が、自身初の写真集「原野行(げんやこう)」(クレヴィス、2500円・税別)を出版、都内を皮切りに11日から書店に並ぶ。 A4判、104ページ。夏の海でジャンプするザトウクジラや冬のアラスカ山脈上空に現れたオーロラなど、季節ごとに厳選した85点を収めており「自分の感性に妥協することなく撮ってきた作品ばかり。これまでの集大成」という。 松本さんは21歳の時、アラスカを撮り続けた故・星野道夫さんの作品と出合ったことがきっかけで写真家を志し、立命館大を中退してアラスカ大へ進学。卒業後も一年の半分をアラスカで過ごし、写真を見せながらトークをするフォトライブを日本全国で開いている。
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