春を呼ぶツバキカンザクラ、新病院でも患者をお出迎え―。松山赤十字病院(愛媛県松山市文京町)の玄関前にあり、病院のシンボルとして多くの人に愛されているツバキカンザクラ3本が2020年4月の新病院完成に合わせ、敷地内に移植されることになった。 サクラは玄関のある3号館が完成した1981年に地元有志が寄贈。2月下旬から開花し、甘い香りとソメイヨシノよりも濃い紅色が3月中旬まで楽しめるとあって、新病院建設に伴いサクラの行方が患者や地域住民らの話題になっていた。 さらに建て替えとは別に市が病院前の歩道の拡張を計画。玄関前のサクラの根が大きく切られる可能性が高いこともあって、現在地より東側への移植を決めた。3本はまとめて植えられる予定。 4日も病院の玄関前では「きれいね」と歓声を上げ、記念撮影する多くの人の姿が見られた。
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