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水力発電所のジオラマ、新居浜市に寄贈 住友共電

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 別子銅山産業遺産への関心を高めてもらおうと、住友共同電力(愛媛県新居浜市)が国登録有形文化財の旧端出場水力発電所(同市立川町)から別子山の取水口に至る経路を再現したジオラマを作製し28日、新居浜市に寄贈した。市役所ロビーに1年間展示する。 同発電所は銅山への電気供給のため1912年に建設。当時、国内最大級の出力で、海上の四阪島製錬所(今治市宮窪町)まで電気を供給するなど銅山の近代化を支えたが、70年に廃止された。 ジオラマは縦126センチ、横182センチ。4000分の1の縮尺で、銅山川の取水口から発電所建屋までの導水経路や坑道が分かる。市別子銅山文化遺産課が国重要文化財(重文)登録に向けてまとめた調査報告書のお礼として作製された。 市役所での寄贈式で村上信二社長が「市の産業遺産活用の取り組みを支援したい」とあいさつ。除幕後、石川勝行市長は「近代化の中心的役割を果たした発電所について市民に学んでもらいたい」と述べた。

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