愛媛県東温市志津川の愛媛大医学部付属病院は２７日、心臓移植を待つ重症心不全の県内の４０代男性患者の体内に補助人工心臓を装着する手術を２月１３日に実施したと発表した。病院によると、埋め込み型の人工心臓装着手術は中四国では１例目で、経過は良好という。 執刀した愛媛大大学院医学系研究科の泉谷裕則教授（５１）＝心臓血管外科＝によると、男性は２０１２年５月に血液ポンプを体外に置く補助人工心臓を装着。 体外型は直径１センチ以上の管２本が体からポンプにつながり、大型医療機器も必要で外出が難しい。感染症や脳血管障害などのリスクも高いことから、移植待機期間といわれる３年を過ぎた後の生存率は５０％とされていた。
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