4月の消費税増税を前に、いよてつ高島屋(愛媛県松山市)は26日、地下食品売り場を12年ぶりに大規模改装し、リニューアルオープンした。朝から大勢の客でにぎわった。同社は「3月末までは調味料やワインなど食品のまとめ買いを期待している」とし、駆け込み需要の取り込みを狙う。 増税の影響を受けにくい食品の品ぞろえを強化し、25~45歳の新規顧客の獲得につなげる狙いがある。投資額は婦人服や紳士服売り場なども含め約4億円。改装部分の売上高は前年比10%増を目指す。 食品売り場は3分の1をてこ入れした。生鮮食品の買い回りに配慮したほか、全国で人気の和洋菓子などを拡充。味と鮮度にこだわった野菜・果物店や、京都のあられや柿の種の専門店など新規ブランドも導入した。
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