愛媛大初のルーマニア人留学生イリミア・フロレンティナさん(22)が半年間の留学期間を終え、26日に帰国した。日本人学生と机を並べ、語学力に磨きをかけた。母国で日本語教師になる夢を追う彼女の今後の活躍に期待が高まる。 イリミアさんが在学する国立バベシュ・ボヤイ大と愛媛大は2013年9月、学術交流協定を締結。日本学生支援機構の「日本語教師を目指す非漢字圏学生のためのOJTプログラム」を利用し、翌10月に来日した。 日本のアニメやテレビドラマが大好きなイリミアさん。大学の副専攻として来日前に2年間、日本語を勉強してきた。愛媛大では日本人学生が日本語の本質を学び、プレゼンテーション能力を高める授業にも参加。「全部日本語で最初は困った」と謙遜するが、指導教員たちは「日本語レベルは驚異的」「教室で流ちょうに冗談も言っていた」と感心する。
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