石手川ダム上流域に位置する愛媛県松山市日浦地区の自然環境を守るとともに、水源地域と下流域の交流や国際交流を深めようと、日浦小中学校の児童生徒と大学の留学生ら計約100人が26日、同市福見川町の市有林にヤマザクラを植樹した。 同ダム水源地域ビジョン推進委員会などが2006年度から実施し、留学生は愛媛大と松山東雲女子大に在籍するインドネシアや中国などの12人が参加した。 愛媛大の鶴見武道客員教授(67)=林学=が、根にかぶせた土を踏んで固めるといった植え方を説明し、参加者は高さ約1.2メートルの苗木60本を約1000平方メートルの山の斜面に植えていった。毎年経験している児童もおり「もっと深く掘ったほうがいい」などと身ぶり手ぶりで留学生に教えながら作業を進めていた。
↧