四国電力は27日、放射能漏えいを伴う事故時に現場確認などの対応をするロボットの実演を伊方原発(愛媛県伊方町)で初めて行った。 東京電力福島第1原発の事故現場でも使われているロボットは米国社製で、四電など原発を保有する電力会社の資金で事故後に3台購入。平常時の配備先である「原子力緊急事態支援センター」(福井県敦賀市)から1台を借りた。 「家1軒ぐらいの価格」(四電)というロボットは幅50センチ、長さ90センチの箱形で、状況確認用のカメラが付いたアームを備える。27日は「支援センター」で延べ4日間の訓練を受けた四電社員4人が無線で操作。階段を上ったり、カメラの映像で計器の数値を読み取ったりする様子を披露した。
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