東日本大震災の寄付に関する名義貸しを口実に現金450万円をだまし取られたとして愛媛県松山市の80歳代の1人暮らしの女性が24日までに松山西署に被害届を出した。同署が詐欺容疑事件として捜査している。 同署によると、2013年9月上旬、女性方に男から「被災した学校に機械を寄付したいので名前を貸してほしい」と電話があり、女性が承諾した1週間後、機械発注を受けた会社の担当を名乗る男から「名義貸しは警察沙汰になる。何とかするからお金を送ってほしい」と電話があった。 女性は同9月下旬、市内のコンビニエンスストアから、男に指定された神奈川県内の住所に宅配便で450万円を送り、だまし取られた。13年末まで男から「警察から連絡はないか」などと電話が複数回あったが、今年に入って連絡が取れなくなり、不審に思った女性が同署に相談した。
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