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脱原発講演で施設利用させず 伊方町

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 四国電力伊方原発がある愛媛県伊方町の町有施設で、脱原発をテーマにした講演会を開こうとした市民団体が、いったんは利用許可されたものの「伊方原発をはじめとした国の原発政策が定まっていない」という町の意向で利用を取り消されていたことが、20日までに分かった。 講演会は、南予の住民らでつくる「伊方原発50キロ圏内住民有志の会」が計画し、東京電力福島第1原発が立地する福島県双葉町の前町長・井戸川克隆さんを招いた。 住民の会によると、1月8日に多目的ホールを備えた「瀬戸アグリトピア」(伊方町大久)に電話で2月16日の施設利用を申し込み、許可された。しかし、1月11日に講演会の内容を記したチラシを持って施設を訪問すると、町への確認を促され、許可が取り消された。 町によると、施設から相談を受けた担当者が「農業体験や交流をする施設で、目的にそぐわない」と許可取り消しを判断。「原発をめぐる政策の道筋が立っていない状況なので、原発推進であっても反対であっても遠慮してもらうように」と施設に伝えたという。

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