日本の統治下だった台湾で嘉義農林学校の野球部監督を務め、甲子園出場に導いた愛媛県松山市出身の故近藤兵太郎氏をたたえる会実行委員会メンバーが13日、同市役所で野志克仁市長と会い、台湾を訪問して教え子同士で交流を深めると報告した。 実行委によると、近藤氏が監督を務めた松山商業高や新田高の卒業生ら26人が21~24日に台湾を訪問。嘉義農林学校OB会などと交流し、近藤氏を描いた映画「KANO」の上映会に参加する予定。 市は近藤氏に文化・スポーツ栄誉賞を贈る予定で、野志市長は台湾・台北市の松山(しょうざん)空港と愛媛・松山空港を結ぶチャーター便就航や映画公開に触れ「台湾とは縁がある。松山の人に早く映画を見てほしい」と話した。
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