2009年に新型インフルエンザとして流行したH1N1型の中から、「タミフル」など抗インフルエンザ薬が効きにくい耐性ウイルスへの遺伝子変異が県内でも確認されたことが14日、愛媛県への取材で分かった。国立感染症研究所(東京)で詳細に分析し、最終確認する。 同研究所によると、耐性型ウイルスは13年のシーズンに入り、札幌市を皮切りに神奈川や三重などで検出が相次いでいる。10日までに全国で28例確認されているが、四国での検出はない。 県立衛生環境研究所(松山市)が、1月~2月3日に東・中予を中心に定点医療機関から採取されたH1N1型ウイルスのうち8検体を遺伝子検査。うち1検体で薬剤耐性の変異を確認し、12日に県へ報告した。
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