「農に風をおこす交流研修会」が１２日、愛媛県今治市別宮町１丁目の市民会館であり、今治市と上島町の農業関係者ら約１７０人が地元の先進的取り組みなどを通じて農業活性化策を考えた。 今治地区農業改良普及事業推進協議会などが主催。生産者が事例発表し、同市上徳で花苗や鉢花を生産する「そがべ花園」の曽我部亜裕美さん（３９）は、市場一辺倒からイベントや園地での対面販売へ販路を広げた取り組みを紹介した。 曽我部さんは鉢の植え替えや寄せ植え講習会、イベントへの出店などを積極的に展開。「市場出荷だけの時代は、どんな商品が消費者に受け入れられるか分からなかった。お客さんと対面し、求められている品種などに気付くようになった」と成果を話した。
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