市民が人工林の植物調査を通じて適切な環境保全を考えるワークショップ「森の健康診断」が11日、愛媛県西条市丹原町鞍瀬の桜樹公民館周辺であり、市内外から訪れた親子ら約20人が生物多様性の大切さなどを学んだ。 ワークショップは環境省の地域生物多様性保全支援事業の一環で、委託を受けた市が2013年度から開催。NPO法人西条自然学校の山本貴仁理事長(42)を講師に招き、市内2カ所で調査を実施した。 参加者は公民館で山本理事長から市内にある3種類の天然林や林業の厳しい現状などについて説明を受けた後、調査地に移動。残雪の中、半径約6メートルの円内のスギの本数や胸の高さの幹の直径などを協力して調べた。
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