愛媛県の松山市は21日、第25回津軽三味線全日本金木大会の個人一般の部A級で大会最高峰の「仁太坊賞」を受けた同市西垣生町の津軽三味線奏者堀尾泰磨さん(42)に、かがやき松山大賞を贈った。大会は5月に青森県で開かれ、堀尾さんは10度目の挑戦で頂点に立った。 市役所で表彰式があり、堀尾さんは野志克仁市長から表彰状などを受け取った。青森では「愛媛の人がなぜ津軽三味線を弾くの?」という声もあるとし、「自分はどんなにあがいても青森人にはなれないが、ゆったりとした青森の雰囲気を少しでも出せればと思い演奏した」と話した。 最高賞決定の瞬間は「喜びよりも『みんなにやっと報告できる』とほっとした気持ちの方が大きかった」と振り返った。
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