愛媛県松山市公営企業局は19日、上水道の基幹管路(口径30センチ以上の配水管)を2050年度末までに全て耐震化する基本構想を市議会都市企業委員会で明らかにした。13年度に設計に着手し、総延長約240キロのうち未耐震化の約211キロに、地震の揺れで継ぎ手が抜けにくい「耐震管」を設置する。概算事業費は545億円。 企業局によると、基幹管路の耐震適合率(耐震管と、地盤などの状況から耐震性があると評価される管路の割合)は11年度末で19.1%と全国平均(32.6%)を下回る。東日本大震災などでの水道施設の甚大な被害を踏まえ、耐震管の敷設を前倒しで進める。
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