八幡浜市の学校再編で、川之内小学校(10人)が2015年4月に千丈小学校(129人)へ統合されることを受け、両校関係者らによる合意書調印式が29日、市役所であった。 市東部に位置する川之内小は1875年創立。児童数は1948年の141人をピークに減少が続き、増加の見通しが立たないことなどから、市教育委員会が統廃合対象校に挙げていた。児童は市が費用負担する路線バスで千丈小へ通学する。 29日は、藤原大志市教育委員長や地区代表ら6人が合意書に署名、押印した。川之内小の速水雄介PTA会長(35)は「地域から学校がなくなるのはさみしいが、子どもの教育環境を考えると、児童数の多い場で学ぶことで競争心を養うことも必要だ」と話した。
↧