2013年産の愛媛県産温州ミカンの出荷がほぼ終了し、京浜市場での平均単価が1月中旬までの累計で1キロ当たり253円だったことが28日、JA全農えひめ(松山市)のまとめで分かった。全国平均の228円を25円上回った。過去10年では4番目の高さで、収穫量が多い表年では最高。 出荷量は4万614トン(前年比14%増)。同JAによると、13年産は6月の多雨の影響で生理落果が多く、県内生産量は同じ表年の11年産より10%少ない見通し。夏場の高温乾燥で糖度が上がり、酸味が少なく仕上がった。9月以降は適度な降雨があり、出荷時期が遅い品種ほど大玉傾向となった。 12年産で緊急需給調整が実施された10月の極早生(わせ)出荷は、例年のような価格下落がなく順調に推移。県産主力の早生は11月の販売開始当初、秋の高温による着色遅れなどで計画量を下回ったが、同月中旬から増加した。
↧