Quantcast
Channel: 愛媛新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 34024

新品種「さくらひめ」初出荷シーズン

$
0
0
 愛媛県農林水産研究所が開発したデルフィニウムの新品種「さくらひめ」が初めての出荷シーズンを迎えている。名前通り鮮やかなピンクの花が特長で、27日に初出荷した東温市牛渕の農業露口真人さん(39)は「この寒い時期に暖色の花があるのは希少価値が高い。枝ぶりをさらによく見せるよう、日照時間や温度の管理などを研究したい」と期待を寄せている。 露口さんは昨年10月から約150平方メートルのビニールハウスで約2000本を栽培。27日は20~25度に設定された室内で草丈約90センチに育ったさくらひめを一本ずつ丁寧に摘み取り、40本ほどを出荷した。 研究所は2002年から県の主要な花きのデルフィニウムの販路拡大を目指し、花束やアレンジしやすい家庭向けの新品種の開発に着手。昨年9月下旬に西条市など県内17カ所の農場に苗を定植した。従来の品種に比べ草丈が10センチ以上高く、1枝当たりの花の数は約1.5倍。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 34024

Trending Articles