四国八十八カ所霊場開創１２００年となる２０１４年の日帰り巡拝バスツアーがこのほど、始まった。１２月初旬まで通年運行する。 ツアーを実施する伊予鉄トラベル（愛媛県松山市）によると、今年は各寺で納経帳に記念印を押してもらえるほか、約３２０年ぶりに本尊を開帳する寺もある。節目を機に遍路に初挑戦する人が増加しており、日帰りツアーの参加者数は平年比１．５倍の約６０００人を見込む。 同社は「混雑を避けるため、例年１番札所からスタートするコース設定を変更した。新規の増加など周年効果はある」とみる。 ２２日は県内の９２人が参加。伊予鉄本社ビル（同市湊町４丁目）で５２番札所太山寺の吉川俊宏住職と般若心経を唱えて安全祈願。３台のバスに乗り込み、伊予８寺を巡った。全１６回に参加すれば、八十八カ所霊場を参拝できる。
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