全国有数のミカン産地を抱えるJA西宇和(愛媛県八幡浜市)は23日、2013年度産温州ミカンの加工用や直販を合わせた販売総額が約99億円になる見通しを明らかにした。前年度比約5億円増で、過去10年では最高となる。 出荷がほぼ終わったことを受け、同市江戸岡1丁目の本店であった生産推進大会で組合員らに報告した。夏場の猛暑で糖度の高い品質に仕上がり、極早生(わせ)の販売も好調だったことなどで、13年度産のキロ単価は275円(暫定値)を確保。4年連続で250円を超える高水準となった。市場出荷量は5%増の約3万4300トン(同)で、ほぼ計画通りだった。 一方、13年7、8月は例年にない高温少雨が続き、3年ぶりの干ばつ対策本部を設置。秋口以降は高温が続いて早生の着色が遅れ、販売期間がずれ込んだ。
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